2022-09-25 処暑 自作詩 虚無感 炎天下 牛舎に連なる牛の群れ入道雲、もくもく 透き通る向日葵(ひまわり) 太陽を崇め奉(たてまつ)る土を浴びて 雌鶏(めんどり)、雌鶏、雌鶏囀(さえず)りはどこまでも遠く 久遠(くおん)の響き無明(むみょう)の影、たなびいて 陽光、ぎらぎら 蒸すような暑気(しょき)採れたての茄子(なす) 空蝉(うつせみ)の大合唱 じょわじょわ、揺れる虫かごに希望を詰めて いざ、冒険 少年の目は輝く遠い遠い 記憶の宝石