導かれるまま
流されるまま
風に吹かれて
舞い落ちる
そんな生き様
おひとり様
ぼくのわがまま
気の向くまま
石に
地面にひれ伏し
目先の利益に
無我に飛びつき
無意味に気づき
涙の
闇に
難を逃れて
罪悪感から
芯が
性格
死んだ目をして
過去の栄華に
そんな人生
とんだ運命
いつも反省
うつむく姿勢
七回転んで八回起きても
なんにも学ばずまたコケる
馬に念仏、豚には真珠
猫に小判で、ぼくに愛
いつか出世
ゆめみて発声
いくぜ木星
なんかダセー
そんな日々でも
日はまた昇る
こんなぼくでも
空気は吸える
そうさぼくは
駄目な人間
だけどぼくは
茶目な中年
人生なんてそんなもの
運命なんて飾り物
つまずいたっていいじゃない
それが人間なんだもの