2023-01-30 神骸戦争 自作詩 虚無 天地のひっくり返る夜 生きとし生けるものは死に 黄泉(よみ)の国が独立を果たす 怨念、無念が天に撒(ま)かれ 神々と骸骨の戦争が始まる 光は影として、影は光として 魂は地へと埋め込まれ 体液の雨が降り注ぐ 墓地は要塞と化し 骨の軍楽(ぐんがく)が鳴り響く 聖なるものは邪(よこしま)なものへ 邪なものは聖なるものへ 虚像の信仰はもはや力を失い 超自然界は地中に封印された 追いつめられた神々は 卑怯な手段を用いて戦争を終わらせ そして、朽ち果てた 戦争が終わり、天地は荒廃し 物質だけが残された これより未来永劫 物質の楽園が築かれましたとさ